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やまさき拓味とバディプロスタッフによる作品をダウンロードできます。
また2021年に当サイトで開催した「あなたが選ぶ!『優駿の門』ベストシーン」投票キャンペーンにおいて、特に得票数の多かったシーンをやまさき先生・スタッフのコメントを添えてご紹介しています。
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『優駿の門』ベストシーン New!
2021年に当サイトで開催した「あなたが選ぶ!『優駿の門』ベストシーン」投票キャンペーンにおいて、特に得票数の多かったシーンをやまさき先生・スタッフのコメントを添えてご紹介。(一部ネタバレを含みますので未読の方はご注意ください!!)
競馬と言えば、一着でゴールする勝利シーンが印象的ですが、一方で天寿を全うして去っていく馬たちとの別れのシーンにもたくさんの投票をいただきました。華やかさの裏にある哀しく切ない情景こそが、連載開始より30年経った現在も続く「優駿の門」シリーズの真髄と言えるのかもしれません。
栄光のゴールを目指して
日本ダービーのゴール直前で骨折しながらも、アルフィーは倒れず優馬を乗せたまま歩いてゴールする―。(「優駿の門」5巻/39話)
やまさき先生談)実はアルフィーは初戦で亡くなる予定でした。しかし描いていくうちに私の中でアルフィーの存在が大きくなり、それに伴い読者の間でも人気が出てきました。結局ダービーでアルフィーは死ぬと決めましたが、当時の担当者は大反対しましたね。
さらばアルフィー / アルフィーの最期
予後不良となったアルフィーが最期に探していたのは優馬ではなく小林だった。そして小林の膝の上でアルフィーは微笑みながら息絶える―。(「優駿の門」5巻/40話)
やまさき先生談)亡くなる前ではないですが、とある厩務員が担当していた馬を膝まくらしたと聞き、そこから着想を得て描いたシーンです。
さらばアルフィー / 優馬の慟哭
ゴール手前で骨折し予後不良となったアルフィー。涙も見せず観衆に応えた優馬はひとり川辺でお弁当を食べようとするも、我慢していた悲しみが堰を切って溢れ出す―。(「優駿の門」5巻/40話)
やまさき先生談)優馬は人前では泣かないからなぁ…。
さらば早風
傍を離れたがらないクレイジーをようやく見送り、役目を果たしたかのように厩舎へ戻る老馬 早風。力尽き倒れる音を聞いた源じいは、もう目を開けることのない早風に跪き、そっと頬をなでる―。(「優駿の門」13巻/102話)
やまさき先生談)早風は実際にいた馬で、那須塩原市にある地方競馬教養センターにて1,025名ものジョッキーの相手を務めた最長寿の訓練馬がモデルです。
哀歌 ケンタッキーダービーを制す
未だ日本馬の勝利の無いケンタッキーダービーで、哀歌はお腹に爆弾を抱えながらも駿、公平ちゃん、お父さんの想いを背負いながら壮絶なゴールを迎える…。(「優駿の門G1」13巻/112話)
スタッフ談)「優駿の門」シリーズで最も愛おしく、その名のとおり哀しい最期を迎えた馬が「哀歌」でした。哀歌の病気を知っていた鰹もまた哀しく、私たちも心の中でずっと泣きながら原稿を描いていました…。
リップ 手前を変えるのは今だ
日本大賞典でのゴール前200m、得意の左手前(右前脚の前に左前脚を出す)を封じられていたリップが優馬の合図でついに左手前に変え、失格ギリギリの大逆転劇に挑む―。(「優駿の門」31巻/265話)
やまさき先生談)手前を変えるシーンをじっくり描きたかった。普段はクレイジーとケンカしたり厩舎での描写が多いリップが、ようやくレースで活躍する話でしたね。これをベストシーンに挙げていただいたのはうれしく思います。
希望の鈴の音
小さい頃に離れ離れとなり飼い主にも夜逃げされ瀕死の状態で見つかったポンコ。しかし駆け付けた優馬との再会で死をも超越した奇跡が起こる…。(「優駿の門」33巻/281話)
やまさき先生談)印象的なシーンにするため、ポンコの集めた鈴が一斉に鳴る様子を初めてパソコンを用いて描きました。