元競走馬の「第二の馬生」物語
優駿の門2020馬術
伝説の名馬ボムクレイジーの仔として注目されたムーンは、99戦1勝で競走生活を引退。リトレーニングを経てやってきた高校の馬術部で、障害馬術用馬へと生まれ変わる。2020年の東京オリンピックを目指す、元競走馬の「第二の馬生」物語。
優駿の門2020馬術 2巻
オリンピック出場を夢見る片山朝日子は用農高の一員として、全国高等学校馬術競技大会に出場。持病を抱えながらもプレッシャーに勝つために、恥を忍んで敵に教えを請いに行ったが・・・。
優駿の門2020馬術 4巻
芽衣と再会し、人間不信から抜け出したムーンは、大学日本一を決める大会への出場権を獲得した。監督は「日の丸を背負って、金メダルを首にかけている姿をイメージしろ」と言うが…!?
優駿の門2020馬術 6巻
ムーンとの再会を信じる香車も探し続けて1か月が過ぎた頃、小林厩務員から盲目の馬がいるとの情報を得た香車が、茨城県まで確かめに行ってみると、そこにいたのは……!?
登場人物
片山 朝日子
(カタヤマ アサヒ)
用賀農業大学第一高等学校 2年(17才)、馬術部員 乗馬歴6年。若年性パーキンソン病を患っており、薬を服用中。姉も同じ病にかかっていた
和田 香車
(ワダ キョシャ)
用賀農業大学第一高等学校 2年(16才)、馬術部員 乗馬歴11年。三歳の時、両親を交通事故で亡くす。7歳の時にムーンの出産に立ち会った
鵜飼 英気
(ウカイ エイキ )
用賀農業大学第一高等学校 2年(17才)、馬術部員 乗馬歴12年。馬術部のキャプテンを務める
長沼 瞳
(ナガヌマ ヒトミ)
用賀農業大学第一高等学校 2年(17才)、馬術部員 乗馬歴4ヶ月
夕暮 連次
(ユウグレ レンジ)
用賀農業大学3年(21才)、馬術部員 乗馬歴11年。大学馬術部のキャプテンをつとめる
口地 奈数男
(クチジ ナスオ)
用賀農業大学3年(20才)、馬術部員 乗馬歴2年。ボーダー柄が好き
野山 留吉
(ノヤマ トメキチ)
用賀農業大学および用賀農業大学第一高等学校 、馬術部総合コーチ
光 優馬
(ヒカリ ユウマ)
天才ジョッキー
きな子姉ちゃん
(ノヤマ キナコ)
ムーンの出産時に立ち会った。ムーンの名づけ親。優馬の幼なじみ
源じい
(ゲンジイ)
ムーンの生まれた牧場主。香車が5歳の時、養子にする
岡田 鮫
(オカダ コウ)
美浦 岡田鮫厩舎代表 JRA調教師
岡田 鰹
(オカダ カツオ)
岡田鮫厩舎所属 JRA調教助手 岡田鮫の弟
小林 政広
(コバヤシ マサヒロ)
関東地方競馬 野山捨造厩舎所属の厩務員、 岡田鮫厩舎へ派遣。新人厩務員高畑芽依の教育係
高畑 芽依
(タカハタ メイ)
岡田鮫厩舎所属 新人厩務員(19才)父は元厩務員。交通事故で車いす生活になってしまう
競走馬時代の馬主さん
(オーナー)
工場社長 7頭所有していたが、6頭は処分、最後の馬はムーン
みかん
(ミカン)
ジョッキー、過去に新商族2代目を務めていた
花氷 群
(ハナゴオリ ムラ)
キングドン学院高等学校 2年(17才)、馬術部キャプテン、2020東京オリンピック日本代表候補選手
月山 左京
(ツキヤマ サキョウ)
ジョッキー、優馬の親友
ベン・フォード
(ベン・フォード)
キングドン学院高等学校 理事長、 ワールドカップジャンピング西欧チャンピオン、プラチナボーイ号のオーナー
原田 修
(ハラダ オサム)
馬術競技アナウンサー 、用賀農業大学第一高等学校馬術部および用賀農業大学馬術部OB
大家さん
(オオヤサン)
愛犬もんたろうといつも、朝日子を気にかけてる
片山朝日子の姉
(アサヒノアネ)
若年性パーキンソ病にかかっていた。他界
天上 心星
(テンジョウ シンセイ)
福島都古鳥大学1年(19才)、馬術部員、ネイティブアメリカンの血を持つ祖父がいる
登場馬
ムーン
日本七色浜産 9才 父:ボムクレイジー 母:センターコート。岡田鮫調教師の下JRA99戦1勝。9才で競走馬を引退 その春に用賀農業大学第一高等学校馬術部に入厩舎
プラチナボーイ
日本産 9才 父:ブルーエンブレム 。ワールドカップジャンピング西欧チャンピオン
ホクトフリーバ
全日本高等学校馬術競技大会決勝戦使用馬、鵜飼英気が騎乗
ハッピータイム
全日本高等学校馬術競技大会決勝戦使用馬、片山朝日子が騎乗
ゴエモン
北海道産 ポニー 21才 2005年北海道より用賀農業大学馬術部に入厩 各種イベントで活躍。特技はお手
ダイヘイゲン
12才 セン馬 優勝候補№1
乗馬・馬術施設
用賀農業大学馬術部
用賀農業大学第一高等学校馬術部は用賀農業大学馬術部と同じ施設と馬匹を使用して活動している
御殿場市馬術・
スポーツセンター
2003年「NEWわかふじ国体(静岡国体)」の馬術会場として整備された施設。2008年からナショナルトレーニングセンターの競技別拠点施設に認定される。全日本大会の会場としても利用される
三木ホースランドパーク
日本中央競馬会(JRA)と三木市が合同で1994年6月15日に開苑。2006年「のじぎく兵庫大会」の馬術会場にもなった。多くの全日本大会の会場としても利用される